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2007/12/18

はじめての裏社会

「六本木にいる私」
・・・我ながら、浮いてるなぁと。

今日ある会社の面接で、六本木の近くにいってきまして。
まぁ、行く前からかなり不安な面接ではあったんですけどね。
大手の求人サイトで見つけて、応募してみたんですけど、
仕事内容とか全然情報がなくて。しかも、社名超ダサいし。

とりあえず下調べ~と思ってネットで検索かけても、
全然出てこないんですよ、その会社。

うーん、いかにもあやしい・・・

でも意外とそういうとこに良縁(あ、会社との、ね)が転がってたりするんじゃないかと、
持ち前のプラス思考でとりあえず話だけでも聞いてみようと思ったわけです。

そんなわけで、既にタイトルからして察しがついてるかもしれませんが、
まったく意図せず、そんな場所に赴いてしまいましたよ、私。

臨場感たっぷりにお伝えしましょう。長いっすよ?フフフ・・・

向かったのは、六本木駅から徒歩10分ほどの場所にあるマンションの一室。

もうね~マンションの前の時点でイメージを覆されましたからね。
ふっるーいの。
すごく情けない話ながら、ちょっとオサレな感じのマンションを想像してたんで。
だってさー六本木だよ、六本木!○リエモンだよ、○リエモン!
完全にいなかっぺでしたね。世間知らずオーケストラ。カンタービレ。

時間より早く着いてたんで、暫し周囲を偵察してたんですけど、
結構デザイン系の事務所とか多かったんで、まぁ、大丈夫かなと。

階段を上がって、ドアもね、ふっつーの、鉄?
古い団地のドアみたいな。おぉ~~って。
表札を確認すると、求人サイトに掲載されてた事務所の名前と、
なにやら聞きなれない会社名がそこに。

うーん、ますますあやしい・・・

ここまできて引き返したら女が廃る!というわけで、
ピンポン押して、しばらく待つ。
扉を開けて出てきたのは、まぁ、20代の男性。ヒゲメガネ。
この人が割と普通の若者だったので、ほっと胸を撫で下ろし、中へ。
・・・と思ったら、玄関が狭くて、しかも汚いスニーカーが散乱!!!
なんじゃこりゃぁ!足の踏み場がない!

さらに中へ進むと、せっまーい室内に、コピー機やら、
パソコンやら、紙や名刺の束やらが所狭しと並んでまして。
倖田さんとかEXILEさんとかが流れる中で黙々と作業する、20代の男たち。
・・・あーこれ、きついなーと思いながらも、
「おじゃましまーす」と軽く挨拶すると、奥から出てきたのは・・・

上下黒のスーツ(しかも、サイズでかめ!)に、
これまた黒い髪の毛をツヤッツヤとリーゼントにまとめている、
いかにも~~なおっさん!
(しかも目は充血気味。汗)

内心、「・・・で、出たぁー!!」
と思ったんですけど、接客で鍛えた営業スマイルできちんとご挨拶。
挨拶の間、「これがポマードというやつか」とかわけわからんことを考えながら、
チラッとみた奥にこれまた普通の若い女性の姿も見えたので、
ちょっと安心したんですけどね。おっさん意外に優しいし。

でも渡された名刺すげーダサかったけど。
おいおい、名刺デザインしてる会社じゃねーのかと思ったりね。
モチロンすべて顔には出さずに。ふ。

そして狭い台所のさらに狭いところへ追いやられ、座らされたのがパイプ椅子。笑
なんだこの待遇。別にいいけど。
その時におっさんの携帯にメールが入ったので、
ちょっと待たされている間に部屋の中をコッソリ、見回すと。

発注書らしきものが何枚かホワイトボードに貼ってあって、
その依頼者名を見て、納得。
みーんな名字がないんだよね~~~。
まぁ、あったとしても本名じゃないんだろうけど。

六本木、発注書、積まれた発送待ちの派手な名刺の束の山、そしてこの経営者・・・

点と点が線でつながった瞬間ですか。
この瞬間に、「あー、超帰りたい。」と思ったけど、
今この場でそんなことを言う勇気はなく。。

メールに返信し終わったおっさんが、
「すいませんねぇお待たせして」とかいいながら、
ようやく業務内容についての説明を始める。
一方的にしゃべってくれるんならラクだったんですけどね、そうもいかず。

「うちの会社ね、今回募集したのは業務拡大で人を増やしたいからなんですけど、
この地域に根ざしたやり方で結構業績も上げてるんですよ~、なんでだと思います?」
とか聞かれてさ。
「ああ、キャバクラですよね」という言葉をぐっと飲み込んで、
「えーと、飲食店が多いからですか?」って返しましたよ。

・・・我ながらナイスアシスト!

★そしたらおっさん:
「そうそう、飲食店に特化してやってるんですよ、この辺はすごく多いんだけど、
飲食店に特化してる会社自体がこの辺だと3~4社しかなくて、競合も少ないんです」
☆私:
・・・てゆかあんたのオヤビンがこの辺仕切ってるとかじゃないの?とか思いつつ。笑
★さらにおっさん:
「大手さんなんかは、ホラ、こういう業界の仕事あんまりやりたがらないから・・・
きっと、回収できないとか思うんでしょうね。そんなのやり方次第なのに」
☆私:
・・・“やり方次第”って・・・こわっ想像したくねーーー。とか思いつつ。笑
★またまたおっさん:
「まぁその中でも、飲食店に特化してやってて一番お客さんが多いのはうちですね。
まぁ、飲食店っても言っちゃえばキャバクラですけどね」
☆私:
・・・あーーーー言っちゃった。言っちゃったよ。できれば聞きたくなかった。と。
★これでもかとおっさん:
「最初に聞いておきますけど、こういう業界の仕事って抵抗ないですか?」
☆私:
「そりゃぁ大抵の人は抵抗あるだろ。」なぁんて言えやしないので、
「あー、いや今までそういう場所に係わったこと自体がないので・・・
抵抗がまったくないって言ったらウソになりますけど、
でも別に偏見とかはないっす。」・・・とこれまたナイスアシスト!

まぁ、こんな感じで私がナイスアシストをするもんだから、
話はそれなりに続いちゃいまして。
もうね、私の気の使いようったらハンパじゃなかったですよ。
この人今は優しいけど、キレたら絶対やばい・・・と思ってたし。
とにかく早く帰りたかったし。そしてこの場所に来た事実を消し去りたかったし。
「こんな仕事してるって言ったら、おかん怒るだろうなー」とかいろいろ考えたり。
別にキャバクラで働くわけじゃないのにね。笑

でも最後まで平静を装って、普段の面接と変わらぬ様子で乗り切りました。
私、女優になれるかも。笑
おっさんに見送られながら、しずしずと部屋の外へ出て、
ドアを閉め、マンションを出た瞬間。

こらえていたニヤニヤ笑いがあふれ出す!
早くこの場を離れようと、小走りで、ニヤニヤ。
あーなんて断ろうかな、こわいなーと考えつつ、ニヤニヤ。
そういえばヒルズのイルミネーションどこかなーとか思いつつ、ニヤニヤ・・・


こわかったけど、やっぱりおもしろがっちゃうんですよね、自分。
あんな場所に意図せずいってしまった自分がちょっと情けないんですけど。
まぁいろいろひっくるめて、お、おもしれー!この経験!

というわけで、駅で切符を買うときに、
往復740円の電車賃の無駄を嘆いて、ようやく帰路につきました。
24歳にして六本木裏社会を垣間見た・・・

(これでおっさん普通の人だったら超ウケますけど)

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コメント

類は友を呼ぶ

あんたも外見は奴等と同じ悪い臭いが漂っていたんじゃねーのか?
まあ俺も人の事言えねーけどよ

投稿: バイカーギャング | 2013/10/25 22:38

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